業務用脱毛機の価格相場はいくら?初期費用・ランニングコスト・メンテナンス費用の値段相場を解説



業務用脱毛機を導入するメリット

業務用脱毛機は決して安い機材ではないため、相場を抑えて最低限の資金を確保しておくようにしましょう。

また、業務用脱毛機は導入して終わりではなく、ランニングコストやメンテナンス費用も掛かるため、導入後も見据えて必要となる金額は把握しておくことを推奨します。

当記事では、業務用脱毛機の価格相場やランニングコストなどサロンを運営していくうえで必要となる費用について解説しています。サロン運営の参考にしてみてください。

業務用脱毛機の価格相場

業務用脱毛機1台にかかる価格の相場は、主に「初期費用・ランニングコスト・メンテナンス費用」の3つから算出します。
業務用脱毛機は導入して終わりではなく、長期間運営していくことを踏まえて価格を想定する必要があるため、本体価格だけで相場を確認しないようにしましょう。

【業務用脱毛機の価格相場を構成する3つの内訳】

費用内訳内容価格相場
初期費用本体価格100~500万円
ランニングコスト1ショット当たりの価格 電気代0.1~1.0円 1時間あたり約62円(2000W計算)
メンテナンス費用メンテナンス費用1回あたり10~20万円

一番大きな割合を占めるのは本体価格ですが、運営をしていく中でランニングコストとメンテナンス費もかかってきます。

初期費用の相場

業務用脱毛機にかかる初期費用は本体価格のみです。本体価格は機種によって異なり、金額は100~500万円と幅が広いため、「このくらい持っておけば購入できる」といった明確な提示ができません。

機種によって金額に差が生まれる理由は、業務用脱毛機の性能差やサービスにあります。高い業務用脱毛機であれば、「脱毛のモードが多彩、連射時の照射の出力が落ちにくい、メーカーのサポートが充実している」といった様々なメリットがあり、導入サロンだけではなくお客様からの満足度も高いです。



逆に安い業務用脱毛機だと、「肌への負担が大きくなりやすい、照射出力が高いのに比べて低下しやすい、アフターサポートが付いていない」といった差が生まれます。
もちろん、脱毛自体の効果があれば問題はないので、安くても性能が足りていれば運営に支障はきたさないでしょう。

ただし、相場より安くても優れた業務用脱毛機も当然ですが存在します。上記はあくまで、一般的な相場に対するイメージです。

ランニングコストの相場

ランニングコストは「1ショット当たりの価格・電気代」の2つです。1ショット当たりの価格はランプの交換費用とランプの寿命から算出可能です。

【1ショット当たりの単価の計算方法】

『1ショット当たりの単価=ランプの交換費用÷寿命ショット数』

ランプの交換費用(想定)寿命ショット数1ショットあたりの単価
10~20万円20万発0.5~1.0円
10~20万円50万発0.2~0.4円
10~20万円100万発0.1~0.2円


【1時間当たりの電気代の計算方法】

『1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)』

*1kW=1000W

*全国家庭電気製品公正取引協議会は料金単価を31円としている

電気代は上記の計算方法で算出します。業務用脱毛機の消費電力は1500~2500Wと機種によって違うので、対象機種の消費電力を確認して算出しましょう。

現時点で導入する機械が決まっていない場合は、1ショット当たりの単価を0.5円、1時間当たりの電気代を62円(2000W計算)と設定して、相場としておくことをおすすめします。

メンテナンス費用の相場

メンテナンス費用はメンテナンスを実施する回数や機械の耐用年数などによって変化します。内訳は「部品の修理代金」と「作業費」からなり、機種やメーカーによって料金が異なります。それぞれの費用相場は以下の通りです。

メンテナンス項目費用相場
部品の修理代金10~20万円
作業費メーカーによって異なる


基本的には修理事項が無ければ作業費だけで済むでしょう。もし修理が必要となる場合には、概ね10~20万円が想定されるので、業務用脱毛機のメンテナンス相場は修理がある前提で10~20万円を想定しておくと良いでしょう。

ただし、メンテナンスのタイミングは使用頻度等によって異なるため一概に「○○年に1回」とはならないため注意。


業務用脱毛機を選ぶ際は、主に以下の3点を意識して選ぶことをおすすめします。

【業務用脱毛機を選ぶ3つのポイント】

  • 集客効果の高さ
  • 脱毛機の使いやすさ
  • コスト



性能が良くなればなるほど、脱毛効果が実感しやすくなって集客効果が高まります。また、脱毛機は操作性が良くて使用方法が簡単なものを選ぶようにすれば、従業員にかかる教育費用などが軽減出来て、大幅なコストの軽減にも繋がるでしょう。

業務用脱毛機の選び方に関するさらに詳しい情報は以下で解説しているので参考にしてみてください。


業務用脱毛機の選び方|集客効果・使いやすさ・コストの観点からわかりやすく解説

 

 

よくある質問

日本製と海外製の違いは?

基本的に、日本製の業務用脱毛機と海外製の業務用脱毛機では、性能面に大きな違いはありません。海外製のものでも、日本人の肌に合わせて細かくカスタマイズできるものも多いため、「海外製=品質が悪い」ということはありません。

ただ、サービス面においては少し違いがあります。日本製のものであれば故障した際に国内で早急に対応してくれますが、海外製の場合だと海外に発送して修理してもらうといった可能性もあるので注意が必要です。海外製の業務用脱毛機を導入したい場合には、修理などのサービス面まで確認してから導入しましょう。

購入とレンタルの違いは?

業務用脱毛機における購入とレンタルの違いは主に以下の3点が挙げられます。

  • 費用面
  • 所有形態
  • 資金調達面

購入の場合は本体価格を全て払う必要があるため、必ず数百万円の出費がかかりますが、レンタルの場合は数万円の初期費用と毎月のレンタル代金だけで済みます。レンタルの場合は長期間利用するほど割高になっていくので、利用期間に合わせて購入とどちらがお得になるか計算しておいた方が良いでしょう。

また、所有形態はレンタルの場合がレンタル会社、購入の場合が購入者となるため、レンタルの場合は資産として考えることができません。さらにレンタルの場合は「借り受ける」という事実が発生することで、「善良なる管理者の注意をもって、その保管・使用をなす義務を負う」という善管注意義務というのが発生します。

資金調達面は、単純に導入にかかる費用の調達額が変わるという点を指しています。購入は初めに頭金で数十万円が必要になったりする反面、レンタルなら初期費用とレンタル代金さえ調達できていれば導入可能です。

中古を選ぶ際の注意点は?

中古の業務用脱毛機を選ぶ場合、以下の点に気を付けて購入するようにしましょう。

  • メーカー保証が受けられるか
  • メンテナンスが過度に必要とならないか
  • 機能面が劣っているせいで集客に影響が出ないか

中古の業務用脱毛機は導入コストが抑えられるものの、サービス面や機能面に課題点が多く見受けられやすいです。中古の導入を検討する際は、「新品でもレンタルでもなく、中古品を購入しなくてはいけない理由は何か?」を考えてから導入の決断をすることを推奨します。

業務用脱毛機を導入するメリット

業務用脱毛機は導入から運営まで数百万円とかかるため、決して安い設備ではありません。そのため、安い業務用脱毛機の方がお得に感じてしまうこともありますが、金額だけにとらわれないように注意が必要です。

もし、現時点で業務用脱毛機の導入を検討しているが、具体的に何の機種を導入するかまで決まっていない場合には『Tambi』がおすすめです。

Tambiは「IPL・SHR・フォト」の3種類のモードを搭載しているため、効果を実感しやすいIPLや、発毛を抑制するSHRに対応しています。1台で複数の役割をこなせるTambiは、これから脱毛サービスを導入するサロンにとっても、新しく機械を入れ替えようとしているサロンにとってもおすすめの業務用脱毛機です。