近年、脱毛の需要は女性のみならず男性の間でも増加傾向にあります。きれいなツルツル肌は、他者からの好印象を生むきっかけにもなるので、脱毛に対する意識は若い世代を中心に高まっているようです。ただ、若い世代の方は多くのことに興味を持つ年代であるがゆえに時間的余裕が少なく、脱毛サロンに通えない方も少なくありません。
そこで当記事では、いくつかある脱毛の種類の中でも比較的早い段階で効果を感じられるIPL脱毛について解説します。女性にも男性にもおすすめの脱毛方法ですので、これからサロンを運営しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
IPL脱毛とは?
IPL(intense pulsed light)脱毛とは、高濃度のパルス光を照射して、毛や毛根にダメージを与えることで分解するタイプの脱毛方法です。高濃度のパルス光は黒いメラニン色素に反応するため、毛の色素が濃いほど効果を発揮します。そのため、脱毛サロンに通い始めたばかりの人の場合は比較的効果を感じやすいのが特徴で、顧客満足度を高めやすい脱毛方法としても知られています。
ただ、IPL脱毛はメラニン色素に反応することから、日焼け肌にはあまり適さない点に注意が必要です。日焼けの度合いが強くてメラニン色素が濃くなってしまうと、肌自体にパルス光が反応してしまうため、肌がダメージを受けてしまいます。
他にも、メラニン色素が薄い産毛などには反応しにくいといった側面もあるため、脱毛方法は毛の種類によって使い分けることが求められます。ただ、複数種類の脱毛機を所持するのは簡単なことではないため、集客ターゲットを絞るなどの工夫が必要になるでしょう。
IPL脱毛の効果
IPL脱毛は濃い色素に反応しやすいことを先で取り上げましたが、それ以外にも注目すべき効果がいくつかあります。以下で紹介する効果を確認して、IPL脱毛をサロンに導入すべきか検討してみてください。
【IPL脱毛の効果】
- 安全性が高い
- 脱毛以外の美容効果も期待できる
- 施術時間が比較的短い
- 照射条件を調整やすい
IPL脱毛は短時間での脱毛効果に期待できるだけでなく、美容効果にも期待できます。安全面においても安心して施術可能なため、顧客へ積極的にアプローチしやすくなるでしょう。
安全性が高い
IPL脱毛は約20年以上の歴史を持つ脱毛方法で、今となっては多くの実績を積み上げています。そのため、大量のデータをもとに痛みの改善や、安全性の向上が図られており、比較的安全に施術可能です。
とはいえ、他の施術方法に比べると刺激が強いので、肌の相性によっては痛みや赤身、やけどなどを招く可能性もゼロではありません。メーカーが提示する正しい方法を実行しないと顧客の体調に異変をきたしてしまうため、安全に施術するためにも正しいやり方を覚えておきましょう。
脱毛以外の美容効果も期待できる
IPL脱毛で照射する光は、蓄積されたメラニン色素にも反応してコラーゲンの生成を促進します。それにより、肌の代謝が向上してスキンケアに繋がります。肌を守るために生成されるメラニン色素は、ターンオーバーが起こってしまうとそのまま蓄積してシミの原因になりますが、IPL脱毛の照射で蓄積を解消すればきれいな肌を維持するきっかけ絵となるでしょう。
施術時間が比較的短い
IPL脱毛は他の脱毛方法と比べて広範囲への照射が可能となるため、施術にかかる時間が短くて済みます。全身脱毛でも1~1.5時間ほどで終わるとされており、時間にあまり余裕がない層に向けてのアプローチもしやすくなるでしょう。
また、冷却効果を持つIPL脱毛機や冷却効果を促すジェルを使用すれば、さらなる短縮も図れます。施術時間が短いことで顧客のストレスを最小限に抑えられる点は、IPL脱毛の大きな効果の一つです。
照射条件を調整やすい
IPL脱毛は照射感度などの設定を細かく分けることができます。これにより痛みを抑制したり、最も効果を感じやすい設定で照射したりできるでしょう。
毛質は人それぞれ異なるため、細かく設定ができるIPLの業務用脱毛機はサロンからも重宝されやすいです。顧客にとっても、最適な設定に照射感度を併せていることが伝われば、自身に最適な方法でやってくれていると思っていただけるので、再来店の可能性を高めることにも繋がるでしょう。
IPL脱毛の効果を感じるまでの期間
IPL脱毛による効果を感じるまでには、約7~10日ほどかかると言われています。施術後、少し赤みが出てかさぶたになり、脱毛の効果を感じることができます。SHR脱毛やSSC脱毛と比較しても効果を感じるまでの期間は比較的短いので、即効性を求める場合にはおすすめの脱毛方法と言えるでしょう。
IPL脱毛できる業務用脱毛機の選び方
IPL脱毛をサロンで実施するには、IPL脱毛に対応した業務用脱毛機を導入する必要があります。SHRなどと扱う機種が異なるため、他の機種と同じような感覚で決めてしまうと失敗してしまう可能性があるでしょう。そこで、以下ではIPL脱毛に対応した業務用脱毛機を選ぶ方法をご紹介します。
【IPL脱毛できる業務用脱毛機の選び方】
- 脱毛機器の使いやすさ
- コストパフォーマンス
選び方は大きく分けると上記2点があります。これらを意識しないと、サロン運営の経営状況が横ばいになってしまったり、従業員の負担が増えてしまったりするので気を付けましょう。
脱毛機器の使いやすさ
脱毛機器の使いやすさは、従業員が業務を遂行していくうえでの負担度合いを左右します。業務の負担が大きくなれば、その分だけ顧客への悪影響を与える可能性を高めることにも繋がるので注意してください。主に使いやすさは以下4つのポイントによって決定づけられるため、業務用脱毛機を選ぶ際のポイントとして押さえておきましょう。
【脱毛機器の使いやすさを決定づける4つのポイント】
- 操作性
- 導入説明
- アフターフォロー
- メンテナンス
操作性
脱毛機を選ぶうえで操作性の重要性は最も重要なポイントと言っても過言ではありません。操作性が優れていれば、サロンに入社したての歴の浅い方でも比較的容易に脱毛機を使えるようになります。歴の浅い、もしくは未経験の方をサロンに入社させた場合、戦力になるまでの期間が短ければ短いほどサロンの利益率は高まるため、操作性が優れている業務用脱毛機は利益に直結するポイントと言えるでしょう。
また、操作性に優れていると従業員が扱いに悩む可能性も低くなります。顧客の前で扱い方が分からないような態度をとってしまったら、顧客の不安を高めてしまうことになりかねません。そういった事態を防ぐためにも、操作性が優れているものを選びましょう。
導入説明
導入説明は、業務用脱毛機の提供業者の説明のことを指します。導入した際に丁寧に説明してくれる業者を選ぶことができれば、別途自社で機器を扱うための講習期間を設ける必要もなくなるため、スムーズに機器の導入が進みます。
いくら操作性が優れていても、覚えるのに時間がかかってしまってはコストばかりが嵩んで利益率を下げる事態を招いてしまいます。そのため、初めて導入する機器ほど、説明に時間を費やしてくれる業者からの購入を心掛けましょう。
アフターフォロー
業務用脱毛機は「機械」であるため、故障してしまう可能性があります。機器の故障はサービスの提供を遅らせる原因となってしまい、顧客からの信用問題に関わります。アフターフォローがしっかりしていれば、故障時の対応も迅速に対応ができるだけでなく、顧客離れを防ぐことにも繋がるでしょう。
また、アフターフォローは修理などのサービスだけではなく、フォローアップなどの業務も該当します。業者によっては、丁寧なフォローアップもしてくれるため、スタッフのクオリティや業務の質を安定させることにも繋がるため、自社の運営方針に沿ってフォローアップまでチェックしておくと良いでしょう。
メンテナンス
業務用脱毛機を選ぶうえでのメンテナンスとは、「機器のメンテナンスのしやすさ」を指します。自身で対処できないようなメンテナンスは別として、日常点検や軽いメンテナンスは自身で行なった方が良いため、なるべく簡単にメンテナンスができる機器を選びましょう。
簡単にメンテナンスができない機器を導入してしまうと、わざわざメンテナンスのたびに業者を呼ぶ必要が出てしまいます。業者を呼ぶと出張費がかかるなどのムダな出費がかかる可能性があるため、そういった負担を減らすためにも自身でメンテナンスできるような機器を選ぶことが大切です。
コストパフォーマンス
脱毛サロンを運営していくうえで、利益の追求は必須事項です。そのため、業務用脱毛機を導入するうえでのコストパフォーマンスは必ずチェックしなくてはいけません。いくら操作性やアフターフォローが良くても、コストパフォーマンスの悪い機器を導入してしまったら本末転倒です。以下でご紹介するコストパフォーマンスを構成する2つのポイントを参考に、利益の向上に繋がる機器を導入できるようにしましょう。
【コストパフォーマンスを決定づける2つのポイント】
- 導入コスト
- ランニングコスト
導入コスト
導入コストには、「業務用脱毛機の本体価格」と「導入後にかかる教育費用」が該当します。本体価格を意識する際は、「どれだけ安いか」に注目しすぎないことが重要です。先に説明した「使いやすさ」が伴っていなければ、いくら安くてもコストパフォーマンスが低下してしまいます。使いにくかったり、メンテナンスが何度も必要になったりしないように、本体価格と使いやすさのバランスを意識することが重要です。
また、教育費用は機器が操作できるようになるまでの教育にかかる費用のことを指します。機器がいくら性能の良いものでも、操作がしにくくて使えるようになるまでに時間がかかるようであれば、余計なコストが嵩んでしまうでしょう。少しでも教育費用を抑えるためにも、扱いやすい業務用脱毛機を導入することを推奨します。
ランニングコスト
導入コスト以外では、ランニングコストも意識する必要があります。ランニングコストは1ショット当たりの単価がと電気代で算出できますが、多くの割合を占めるのは1ショット当たりの単価であるため、以下ではランニングコストの計算方法をご紹介します。
【1ショット当たりの単価の計算方法】
『1ショット当たりの単価=ランプの交換費用÷寿命ショット数』
ランプの交換費用 | (想定)寿命ショット数 | 1ショットあたりの単価 |
10~20万円 | 20万発 | 0.5~1.0円 |
10~20万円 | 50万発 | 0.2~0.4円 |
10~20万円 | 100万発 | 0.1~0.2円 |
ランプの交換費用と寿命ショット数でランニングコストは算出できるため、実際に業務用脱毛機を導入する際はこれら2つの確認を必ず行いましょう。
IPL脱毛の業務用脱毛機は『Tambi』がおすすめ
IPL脱毛は他の脱毛の種類と比べて即効性が高く、施術時間も短いです。時間的な余裕がない人や、すぐに効果を実感したいひとにおすすめの脱毛方法と言えます。また、集客の効果も高く、サロンの運営の主軸として利用しているところも多い点は導入の検討材料として重要なポイントとなってくるでしょう。
もし、IPL脱毛に対応した業務用脱毛機の導入を検討している場合は、「Tambi」を検討してみてはいかがでしょうか。Tambiは「IPL・SHR・フォト」の3種類のモードを搭載しており、効果を実感しやすいIPLだけでなく、発毛を抑制するSHRも搭載されているマルチに活躍する業務用脱毛機です。購入できる業務用脱毛機の中でも、Tambiは比較的安価で導入することができるため、コスト面・使いやすさの面でおすすめです。