業務用脱毛機には種類があります。それぞれ脱毛効果が異なるため、運営するサロンの種類にマッチした業務用脱毛機を導入しなくてはならないでしょう。実際に業務用脱毛機を導入しようとしており、どの種類にするべきか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
そこで当記事では、業務用脱毛機の種類と導入時の注意点について解説します。業務用脱毛機は高価な設備なので、失敗をしないためにもぜひ参考にしてみてください。
業務用脱毛機の種類
業務用脱毛機は顧客のニーズやサロンの運営形態に合わせて選ぶ必要があります。業務用脱毛機の全てが同じ種類ということではないので、以下で紹介する2種類の違いを把握してマッチしたものを導入することが大切です。
【業務用脱毛機の種類】
- IPD脱毛
- SHR脱毛
顧客の毛質に合わせて、使用する種類が異なります。また、種類毎に効果の感じやすさも違うため、どういった戦略で集客を試みるかによっても選ぶものが異なってくるでしょう。以降の解説を参考に、最適なものを検討してみてください。
IPL脱毛
IPL（intense pulsed light）脱毛とは、高濃度のパルス光を照射することで、毛や毛根を分解して脱毛するタイプの脱毛方法です。2種類ある脱毛方法の中で一番導入されているタイプであり、濃い毛に効果的な方法として知られています。濃い毛に効果的である分、脱毛自体の効果を実感しやすいのが特徴で、顧客満足度を高めるための方法としては最適と言えるでしょう。
ただし、産毛など細い・薄い毛には効果を発揮しにくい点には注意が必要です。以上のことと合わせてメリット・デメリットを確認し、導入の検討材料にしてください。
【IPL脱毛のメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
| 効果を実感しやすい濃い・太い毛に効果が見込める集客効果を見込みやすい | 痛みを感じやすい日焼け肌には適さない（メラニン色素に反応するため） |
SHR脱毛
SHR（Super Hair Removal）脱毛とは、穏やかな熱を発して、狙った部位に照射することで効果を発揮するタイプの脱毛方法です。IPL脱毛よりも効果は低いですが、細い毛質に適しているため、IPL脱毛とは違った客層に向けてアプローチできるでしょう。
また、IPL脱毛では実施できなかった日焼け肌への脱毛もSHR脱毛なら実施できます。IPLはメラニン色素に反応する光を照射するため日焼け肌には適していませんでしたが、SHRは毛を生やす指令を出す「バルジ領域」に作用するため日焼け肌だとしても影響を受けないのです。以上のことを踏まえて、メリット・デメリットを確認し、導入の検討材料にしてください。
【SHR脱毛のメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
| 痛みが少ない薄い毛にも効果が見込める毛周期に関係なく脱毛が行えるIPL脱毛ができない人をターゲットに集客できる | 効果が実感できるまでに時間がかかるSHR単体で導入しているところが少ない |
業務用脱毛機はどの種類を選べばいい？
業務用脱毛機を導入するのであれば、IPL脱毛かSHR脱毛がおすすめです。IPL脱毛は効果を感じやすい特徴があるため集客効果が見込める魅力があり、SHR脱毛にはIPL脱毛では難しい色素が薄い毛に対する脱毛ができる魅力があります。お互いの足りない部分を不足しあえるため、顧客満足度の高い脱毛を目指したサロン運営をするのであればIPL脱毛とSHR脱毛を選んで運用するのがおすすめです。
とはいえ、２種類とも導入するにはコスト的に負担が高くなってしまうでしょう。理想は2種類とも導入して顧客のニーズに合わせながら利用することですが、何種類も導入できない場合にはIPL脱毛の導入を推奨します。IPL脱毛であれば比較的効果を感じやすいため、集客効果が見込める強みがあります。
業務用脱毛機を導入する際の注意点
業務用脱毛機は導入時にどの種類を選択するかも重要ですが、それ以上に重要となってくるのは導入後の運用についてです。自社にマッチしたものを導入できたとしても、コスト面の負担が大きすぎたり、使用方法が難しかったりすると十分な利益を見込めない可能性が出てきます。
そこで、以下で紹介する注意点を確認して、効率よくサロンを運営できるようにしていきましょう。
【業務用脱毛機を導入する際の注意点】
- 導入費用だけではなくランニングコストも計算する
- スタッフの研修や操作などフォローアップも必要
導入費用だけではなくランニングコストも計算する
業務用脱毛機を導入する際、金額の大きい本体価格に意識が向きがちですが、実際導入することが決定しているのであればランニングコストも計算しておくことが大切です。ランニングコストは１ショット当たりの単価がと電気代で算出できますが、多くの割合を占めるのは1ショット当たりの単価であるため、以下ではランニングコストの計算方法をご紹介します。
【1ショット当たりの単価の計算方法】
『1ショット当たりの単価＝ランプの交換費用÷寿命ショット数』
| ランプの交換費用 | （想定）寿命ショット数 | 1ショットあたりの単価 |
| 10～20万円 | 20万発 | 0.5～1.0円 |
| 10～20万円 | 50万発 | 0.2～0.4円 |
| 10～20万円 | 100万発 | 0.1～0.2円 |
ランプの交換費用と寿命ショット数でランニングコストは算出できるため、実際に業務用脱毛機を導入する際はこれら２つの確認を必ず行いましょう。
スタッフの研修や操作などフォローアップも必要
業務用脱毛機は家庭用のものと違って細かな設定が必要になるケースもあるため、研修などを通してスタッフのフォローアップをしなくてはいけません。脱毛サロンはお客様の大切な体に対して脱毛を行う業務であるからこそ、機械の使用方法などをしっかりとスタッフに理解してもらうことが重要となってきます。
もしフォローアップがしっかりと行えていなければ、脱毛のクオリティにムラが出てしまったり、正しく機械を使えなかったりしてしまうでしょう。そうなると、サロンの信用問題にまで発展する可能性もあるため、顧客満足度を下げないためにもフォローアップはしっかりと取り組むようにしましょう。
おすすめの業務用脱毛機
おすすめの業務用脱毛機として「Tambi」をご紹介します。Tambiはおすすめの種類であるIPL・SHRを含む、「IPL・SHR・フォト」の3種類のモードを搭載しています。効果を実感しやすいIPLや、発毛を抑制するSHRを使い分けられる点は、Tambiの大きな魅力の一つといえるでしょう。
1台で複数の役割をこなせるTambiは、これから脱毛業界に参入する方にとっても、新しく機械を入れ替えようとしている方にとってもおすすめの業務用脱毛機なので、ぜひ検討材料の一つにしてみてはいかがでしょうか。
業務用脱毛機のよくある質問
業務用脱毛機のおすすめの種類は？
業務用脱毛機を導入するならIPLかSHRがおすすめです。それぞれの特徴は以下の通りです。
- IPL：高濃度のパルス光を照射することで、毛や毛根を分解する。濃い毛に効果的。
- SHR：穏やかな熱を発して、狙った部位に照射することで、毛を生やす指令を出す「バルジ領域」に作用する。細い毛質に効果的なうえに、日焼け肌の方でも施術可能。
業務用脱毛機は購入とレンタルどちらがいい？
基本的には購入がおすすめです。なぜなら、脱毛は一回の施術で終わることが無く、長期間にわたって顧客と契約を結ぶことが一般的だからです。レンタルは短期間なら費用が抑えられておすすめと言えますが、長期間利用してしまうと本体価格よりもレンタル費用総額の方が上回ってしまう可能性があります。コストパフォーマンス的な側面から見ても、購入の方がお得であると言えるので、「初めて脱毛サロンを運営するからお試しでレンタルをしたい」といったケースを除いて、多くのケースでは購入をおすすめします。
ちなみに、レンタルについて気になる方は以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
業務用脱毛機をレンタルするメリット・デメリット｜大きな違いとどちらを選ぶべきかの考え方
業務用脱毛機は新品と中古どちらがいい？
業務用脱毛機は新品を購入するのがおすすめです。一般的に業務用脱毛機の耐用年数は約10年と言われているため、中古を購入するとその分だけ利用できる期間が短くなってしまいます。また、中古品の場合はアフターフォローやメンテナンスサービスが付いていないものも多いため、あまりおすすめできないものの方が多いです。
以下の記事では、中古で業務用脱毛機を導入しようか検討している方向けに詳しい内容を解説しているので参考にしてみてください。
業務用脱毛機は中古でも大丈夫？メリット・デメリットや新品が望ましい理由とは
業務用脱毛機はIPLかSHRを選ぼう
それぞれに特徴があり、脱毛する毛質やサロンの方針に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。とはいえ、初めて導入する方などにとっては何を導入すればよいか分からないかと思います。そこでおすすめなのがIPLとSHRです。
IPL脱毛は効果を感じやすい特徴があるため集客効果が見込める魅力があり、SHR脱毛にはIPL脱毛では難しい色素が薄い毛に対する脱毛ができる魅力があります。お互いの足りない部分を不足しあえるため、顧客満足度の高い脱毛を目指したサロン運営をするのであればIPL脱毛とSHR脱毛を選んで運用するのがおすすめといえるでしょう。
